青少年育成団体の理不尽な思い_その6

続き

A氏は更に話す。

A氏「更にその前の○□△なんかはね。俺その時に指導者になったんだけど最初印象はよかったかな。でも段々一緒に行動する時が多くなるとな…。」

私「で、どうなったんですか?」

A氏「その人のボロが出てきて正体が段々分かってくるのよ。えらそうなことを延々と言うわりに全然成果を出さないし、変な時間に変な連絡メール寄越すし、勝手に物事決めてくるし、頭ハゲてるしいわゆる老害ってやつだな。」

私「ハゲは余計でしょw」

A氏「それで凄くムチャクチャだったからある日、一番の古参の指導者が俺たち指導者を集めてクーデター計画を説明したんだ。そしたら強引に○□△の交代が決まってしまって、俺的には不満だったけどまだマシかなって。」

私「へえそうなんですか。」

A氏「その後で発覚したんだけど、その古参の人は昔から会計やっていてね、更に余所の○○○○○○○の情報がよく入ってくるわけよ。」

私「そういう人いますね。」

A氏「そうしたらね。その会計の人がおかしなことに気づいたわけ。」

私「会計……?まさか!」

A氏「ああ、そのまさかだよ。会計の人がそのハゲ老害が折れるまで徹底的にバトルしとった。」

私「あちゃー……。」

A氏「で、俺はその会計やっている人の身内の人に件のことで連絡したんだよね。ちなみにその人は俺が唯一頼れて包み隠さず物を言える人で、なおかつ我々の世界のOBでね。」

私「へえそうなんですか!」

A氏「そのOBもいろいろ情報知っているから、結論的にそのハゲ老害は△△が欲しかったのじゃないかと。で、俺はこれ□□さん介入される覚悟せなダメですよって言ったよ。」

私「うわっ、これやってはいけないやつ…。」

A氏「わからないけどそういうシステムって今も変わってないんだろうね。一旦○□△のところにプールされて団体のところに移管されるって感じ?これ役職によったら身辺調査せなあかんって…。誰かポロッと言ったら終わりやったでw」

私「でしょうねえ……。」

A氏「で、俺が辞めるどれくらい前かな…?集会っていうか団体の行事終わってとっとと帰ろうとした時に会計の人が俺に○□△になってくれって言ってきよったんだよ。もちろん今の仕事を理由に断ったけどな。」

私「そんなことがあったのですね。」

A氏「そしてその次の夜に酒飲みながらマッタリと過ごしていたら例の○□△から連絡あって、○□△を代わってくれというかなってくれって。仕事のことと、私はみんなが思うほど人間ができていないって理由で断った。ま、俺の部門の指導者が○□△になるべきではないっていろんな情報もらっていたし、そこまでノウハウや情報は持っていないしな。そもそもあのおっさん自体○□△をやりたがらなかった。それはわかるわ。」

私「Aさんとは地方が違うからわからないですけど何かあるのは分かります。本来でしたら兼務は厳しいですね。我々の部門はやたらと遠征が多いから指導者が大変ですね。」

A氏「俺がいた始めの頃は○□が結構いたけど、家の事情とか仕事とかでどんどん減っていったよ…。子どもたちの人数もどんどん減ったしな。この○○○○○○○って青少年育成団体は導入するための説明が難しい。それに費用も高額だから親御さんによっては『遊びに○万円は高すぎ』っていうのも納得するよ。」

私「そうですね。確かに高いと思います。」

A氏「それに比べて野球とかサッカーは分かりやすいと思うよ。スポーツを通して礼儀正しくさせるってのが見えてくる。チームによってはキャンプ計画したりクリスマス会とかお泊まり会的なことをやっているよ。多分ほとんどが野球とかサッカーに流れるよな。」

私「確かにそうだと思いますよ。」

A氏「一時期、宣伝とか真剣に考えたことがあってコンビニに募集のポスター貼っていいか店長に許可を貰おうとしたんだ。」

私「へえ!で、どうなったんですか?」

A氏「その店長が言うには、○○○○○○○なんて訳分からんもんダメや!って断られたんだよ。少年野球のポスター貼っているのに……。

そんな風にとらえられているからな。草の根が頑張ってもダメ。」

私「そうですよね。イメージアップがうまいことできていないですね。」

A氏は翠ジンソーダに飽きたのか、ウーロン茶を注文しようとしていたので私も便乗した。

続く