青少年育成団体の理不尽な思い_その9

続き

A氏「そういやさあ、最近は昔じゃありえないくらい言葉狩りやっているやん?」

私「確かに表現方法というか言葉使いというか…、かなり制限を感じますよね…。お笑い番組とかアニメとかマンガくらいでしょうかね?ムチャクチャ言ってるの……。」

A氏「じゃあさあ…○☆っていうのどう言えばいい?たとえば○く○○○とか○ー○○ー○とかw」

私「なんか余計酷くなってませんかw」

A氏「じゃこれは?○○に特化したやつだけどSMFB」

私「なんですそれ?」

A氏「ああ、頭文字だけ取っただけだけどさ、これだけじゃみんなカッコいいって思うだろw」

私「はいはい、全部聞かない!全部聞かない!」

A氏「それとメラビアンの法則って知ってる?」

私「いえ知りません。」

A氏「メラビアンの法則とは、人と人がコミュニケーションを図る際に、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で、相手に影響を与えるという心理学の法則だよ。」

私「そんなのあるんですね。っていうかAさん心理学好きですね。」

A氏「ってか今の時代ノンキネティックだよ。根性論の時代は廃れているよ。」

私「それは聞いたことありますけどAさんの考えとなんか矛盾している感じがしますよ。」

A氏「俺のは根性論と心理戦のハイブリッドや!」

私「ハハハ…。Aさんらしいですよw」

A氏「そのメラビアンの法則で件の○○を見てみると……。ダメだこりゃって感じなのは明白だよ。いくら中身が大事といってもな、最初の段階でつまずいたら盛り返すの大変だよ。それに○○は中身は残念賞ものだよ。第一、面接なんかがそうだろ?スマートネスとはよくいったもんだ。」

私「そうですね。印象悪いですね……。」

A氏「そんなのいたら周りがかわいそうだし、○○を見ている小さい子がかわいそうだしモチベーションが下がって組織の崩壊につながる。周りがいくら○○がかわいそうって言ってもな、それを改善しようとする人がいないとダメだ。」

私「確かにそうですね。」

A氏「おまけに○○○○で○☆で□○×は△▽▲て回収するのが手間かかるし……。いいことなかった……。」

私「それで○○を個別に面倒みる人もいなければ近くにAさんが相談にのる人もいなかったと……。ふう……。」

A氏「それからなあ話変わるけど、団体が公園で何かやる時申請が必要って知ってた?」

私「う~ん、団体とかイベントの規模によるかなあと……。え!?」

A氏「細かいこと言うと、場合によっては団体が公園内を通過するだけでも文句言われるで。」

私「そうなのですか……。知らなかった。」

A氏「あれこれ調べたら申請書類のダウンロードページを発見したんや。」

私「へえ……。そうなのですか……。」

A氏「俺が何が言いたいかわかるかい?」

私「…………。さあ…………。何なのですか?」

A氏「わからなかったらいいよ……。」

私「ちょ、ちょっとそりゃあないっすよ!」

A氏「いやいや。どこから漏れるかわからんからな。この事を誰にも言わないネットにも書かないって誓ったら教える。」

私「は、はあ……。」

いろいろ聞いた。これは事件性はないと思うけど書けない。

A氏「あまり極端で大げさなことはやらないつもりだけどな。すぐ俺だってわかってしまったら困るし面白みがない……。」

私「ハハハ……。」

A氏「ちょっと厳しいけど変装でもして近寄って見るっつうのもありかなw」

私「ヒマなんですか!」

A氏「気が向けばの話wっていうか、俺のマイブームは寺社巡りやw」

私「そうですか…。どうして寺社巡りなんです?」

A氏「徳を積む……。それだけ……。」

この人のことだから何か考えているんだろう……。まさかね……。

私「Aさん……。こういうのもなんですが……。心残りっていうかなんというか……。」

A氏「はあ?」

私「い、いやあ…。Aさんの願いが叶ったらいいですね…。」

A氏「あ、ああ。そうだな……。次私君と会う時君が知っている俺じゃないかもよ。俺はこの時間軸にいるつもりないから……。」

私「Aさん訳わかんないこと言わないでくださいよ!」

A氏「いやいや……。まあ、いろいろね……。ってか昔に戻りたいよ……。」

私「気持ちは分かりますけど変なことしないでくださいよ!」

A氏「俺は別に首を吊るとか言ってないで。ただ昔のように楽しく活動したい……。それだけ……。」

私「はいはい。で……、Aさんうちの地区で指導者やります?話通しますよw」

A氏「気持ちは嬉しいけど、私君の地区までだいたい片道300キロ離れてんぞ?」

私「冗談ですよwでもAさんならどこかでできますって!」

A「ありがと。ほとぼり冷めて余所行ってもしばらくはわからんだろう。ま、できたらの話だけど。」

私「Aさん……。本当は未練あるんでしょ?特に小さな頃からやっている人とか……。」

A氏「……。」

私「Aさんの名誉は回復しますよ……。その人に光を与えたんでしょ?」

A氏「………。そうだな……。でも……。本当に昔に戻りたいよ……。」

私「私は何もできないですけど……。逆転できる何かあると思いますよ。」

A氏「私君……。ありがとう……。」

 

我々は店を出て再開を約束して帰路につく……。

昔では当たり前のことができない現代は、我々の年齢ではキツい時代になってしまった……。昔は厳しくても面白かったな。楽しかった。嬉しさがこみ上げて達成感もあった。何かあっても喧嘩両成敗っていうかカラッとしていたし陰湿すぎたイジメはあまり聞かなかった。喧嘩なんて今の時代からしたら幼稚レベルだったかもな。

最近、我々の世界でも昔は聞かなかったパワハラで処分のニュースが目立つ。降格処分とか懲戒免職とか……。何が原因?といっても様々だろうけど、やはりお互いの人間の持つ素質なのかなあ?そういった対処みたいなのを教育したりしているけどまだ不十分だと思う。A氏の問題もA氏だけの問題ではなく周りがどうだったか?見て見ぬ振りしていたりわかっていながら何もやらない。これでは問題が起こるのは当然だと思う。我々の世界では大したものではないけどその分野において教育もそうだし勉強会というかディスカッションもする。その○○○○○○○の大元というか本部も子どもを守るだけでなく指導者を守るというか防止施策はどうだったか?草の根で努力しろってのはノウハウないからやりようがないと思う。定期的に勉強会とか教育とか開催すべきじゃなかったの?それに、今の時代子どもたちが少ないから猫も杓子も入れたいってのは分からなくはないけど導入に時間をかけるべきかな?特にあの部門は……。もし、出来杉君みたいなパーフェクトな子どもが入っていたら申し分ないのだけどそんなのごく稀だ。件の○○……。A氏にスマホの画像見せてもらって人物像を聞いたけどよろしくないね。そりゃA氏がキレるのも無理ない……。

A氏の言っていた「もし」とか「たられば」ではないけれど、周りがA氏に対して何か助言していたり、面倒みる人を追加していたら、A氏の事案は起きなかったのではないかと思われる。再発防止は指導者全員が違う部門の子どもも注意深く見る必要があるかな?それか支援する。できたら○○みたいなのは入れない方がいい。それに入れる前に説明や面談に時間をかける必要があったと思う。

後の祭りというか、やっちゃったことは仕方がないけど世の中が変わりすぎた。今は自分のことしか考えていない世の中になった……。イメージが定着していて野球やサッカーに子どもが流れる理由も納得できる。それにしても○○○○○○○って説明するのが難しい。だってみんな勘違いしているんだから……。ましてや○○の親御さんみたく遊び場所とか託児所と勘違いされては困る。

改めて○○○○○○○の実態を知ってもらいたいのと、会話を思い出しながらA氏の名誉回復を祈るため長期に渡ってこのブログに記録した。多分このブログ見てピンときた関係者の誰かがA氏に詰め寄るかもしれない。でもおもいっきり伏せ字にしているから、あなたはどうしてそう判断したんだ?とか勝手な想像で動くな!物喋るな!ってA氏は言うだろう。

そしてA氏は絶対こう言う「知らない」って……。

あまり詰め寄り過ぎたら……。逆転されますよきっと……。

 

 

青少年育成団体の理不尽な思い_その8

おかわりのウーロン茶が我々の席に届く。

Aさんやりきれなかったんだろうなあ。

私「そういや、Aさんところの□□□は指導者はAさんだけだったのですか?」

A氏「うーん……。実は名前だけだけど、登録はされていた……。」

私「え?どういうことです?」

A氏「1人はさっき言っていた我々のOBだ。その人は体を壊して何もしていない。そしてもう1人は……、たしか介護の仕事してたって言ってたな。仕事の影響でなかなか集会に参加できていない。忘れた頃にやってくるレアキャラや。」

私「レアキャラってwなんかスマホのゲームみたいですよねw」

A氏「○□△の頭じゃその介護やっている子は集会に参加できるって聞いたらしいけど、実際は全然違ったんだよなあ。」

私「なるほど……。こりゃAさん苦労しますよ。あんなのいたら……。ってか、これ団体の問題ですよ!」

A氏「だからあいつ火消しで忙しかったから俺を恨んでいるぜ。自分たちの責任を俺にかぶせようって寸法だ。」

私「なるほどそうですか……。」

A氏「だからもう……、愛想が尽きた……。俺が言うのもなんだけどな……。」

私「で、これからどうするんです?もし、戻ってきていいぞって言われた場合?」

A氏「う~ん……。おもいっきり持ち上げてドシャッて落としてやりたいんだけどw」

私「Aさんらしいですねw」

A氏「戻ったと思わせておいてムチャクチャ毒を撒き散らして立ち去るってのもありだと思うけど……。」

私「けど?」

A氏「奴らの息がかからない違う地区で指導者やるのもありかな?だって俺は登録していないしw」

私「ハハハ……。」

A氏「故意にしてもらったあの人には申し訳ないけどね。俺だってあの活動好きだよ。指導者って活動のサポートはもちろん子ども達をいい方向に導くんだろ?だって大人への入口だっていうし……。」

私「……。」

A氏「ってか、俺が野外活動やりたいだけだw」

私「www」

A氏「だからいろいろ道具揃えたんやで。自分のはもちろん□□□のためにな。自腹や。」

私「えーっ?!」

A氏「だって…、満足いく活動しようとするなら自腹切るしかないよ……。あんな弱小集団じゃあな……。よくよく考えたら主力っつうかメインはチビどもの部門だったし……。うちの部門は蚊帳の外だったわけや。」

私「う~ん……。そのチビっこ達が育って□□□部門に上がるわけですからね……。でも、なんか合同でやる行事というか何かなかったのですか?」

A氏「団体の行事以外、□□□とチビっこ達の部門とのコラボ集会はまったくなかった……。」

私「なんか……。団結力がありそうでないって感じですね。確かに部門ごとやることは違いますけど、たまには一緒にやってもよかったですよね。」

A氏「それ……。俺以前に○□△に提案したけどダメだったね……。」

私「Aさん……。名残惜しいかもしれませんけど、余所の地区の団体に行った方がいいですよ……。」

A氏「私君……。俺の心見透かしていたなw」

私「分かりますよそんなの。私じゃなくてもそんなところとはオサラバするか余所行くかです!」

A氏「だよなあ……。」

私「多分Aさんにとって惜しい人と別れなければいけないと思いますけどね……。昔似たような話し聞きましたよ……。」

A氏「だろうなあ……。」

再びタバコの煙が充満する……。

続く

 

青少年育成団体の理不尽な思い_その7

続き

我々のテーブルにウーロン茶が届く。お互い少しウーロン茶を飲む。そしてA氏は話続ける。

A氏「年金暮らしの人がもう1人いるけど、特に我に対しては影響なし。もう1人は○○○に勤めていて、俺が初めて指導者をした時の良きパートナーだった。人の気持ちが分かる人だったかな…。」

タバコに火を着けるA氏。その表情は暗い。

私「いい人もいるんだからどうにかなったんじゃないのですか?」

A氏「あの人たちは望み薄だね。○○○に勤めている人はこの活動を辞めたいけど仕方なしにやっている感じ。年金暮らしの方は、後進に譲るって感じだったよ。実際に体壊しまくってやたら手術のため入退院を繰り返している。」

私「そうなのですか…。」

A氏「もう1人は俺と同時期に指導者になったのだけどなんかなあ……。肝心な時に協力的でない気がした。」

私「ほうほう……。(なんか詰んでいるな)」

A氏「さらに……。」

私「まだいるんですか?」

A氏「その子は小さい頃からうちにいてつい最近指導者になったんだ……。」

私「それはすごいですね。なかなかないことですよ。」

A氏「で、その子が☆★章にあと何か小さな章1つで取れるって時に俺が考査委員やっていた章を取らせて☆★章を取ったんだ。」

私「凄いですね!」

A氏「俺も嬉しかったけど、その子は俺にありがとうとも☆★章取れましたとか言わなった。それどころか、件の○○についてやたら噛みついてきやがった!感謝すらされていねえ…。当たり前だと思っていやがる!」

私「そりゃあ……、Aさんからしたら寂しかったでしょうねえ……。」

A氏「諸悪の根源は○○だけじゃねえよ。俺が言うのもなんだが周りの指導者もや……。」

私「確かに……。なんかいいように使われてポイって感じですね。我々の世界でしたら上司が部下の心情を把握したり、どうやったらうまくやっていけるかあれこれ考えたりしていますよね。なんかAさんがいた団体って壁があるというか、結束してないですね。見た目だけっていうか……。」

A氏「まあ、そう判断されるだろうね。なんかさ……、俺……、のめり込み過ぎたというか、熱心になりすぎたというか……。」

私「熱心じゃないとあんなのやってられないですよ。そもそもAさんは何か感じたから指導者やろうとしたんでしょ?」

A氏「ああ。講習会で感動してさ、研修所で学んでさ、ってか計画なんざ普段やっていることと同じだからハナクソほじりながら座学聞いていたけどさ……。その代わり経験値足りないからアイデアは出ないから余所からパクるってスタイルだったよwでも、なんかインスパイアされて使命感もったな。あの子を絶対に★□章取らせてやろう!とかね。」

私「そんな感じで指導者になった人って貴重だと思いますよ。私は人のことは言えませんけど、指導者は団体の戦力ですよ。○□△はその辺もしっかり把握しなきゃダメですね。」

A氏「仕方ねえやん。あいつ○□△辞めたがっていたからさ。やっぱ年金暮らしな人とかじゃないとダメだな。そのサポートをあいつがすれば良かったかもな。ってかさ、俺がいた団体は詰んでいるやん。大人しくどこかの団体と合併すりゃよかったんよ……。」

私「そういや過去何年かで廃団したところとか合併したところがあると聞きましたよ。」

A氏「問題はなんのために活動しているの?だな。いろいろソース調べたけどさ、子どもの権利>大人の権利だよ。子どもたちのこと考えるなら合併すりゃいい。指導者?新しいコンセプトの元で活動するかイヤなら辞めりゃあいい。でも指導者側もそれなりにタマ数いるで。」

私「そうですね。現在の傾向からすると、○○○○○○○はともかく少年野球とかサッカーも減少傾向にあるみたいですね。」

A氏「それは知っているよ。こんな世の中だから1人でも多く入って欲しいってなるわけだろ?今思えば本当に失敗しまくったよ。あの時に目を付けてどうにか入るのを止めりゃあよかったよ…。」

私「そうでしょうね。そんなに手を焼くのが入ったらほとんどお手上げ状態ですよ。ところでAさん。ウーロン茶おかわりします?」

A氏「ああ、お願いするよ。」

我々はまたタバコを吸い出した……。

続く

 

 

青少年育成団体の理不尽な思い_その6

続き

A氏は更に話す。

A氏「更にその前の○□△なんかはね。俺その時に指導者になったんだけど最初印象はよかったかな。でも段々一緒に行動する時が多くなるとな…。」

私「で、どうなったんですか?」

A氏「その人のボロが出てきて正体が段々分かってくるのよ。えらそうなことを延々と言うわりに全然成果を出さないし、変な時間に変な連絡メール寄越すし、勝手に物事決めてくるし、頭ハゲてるしいわゆる老害ってやつだな。」

私「ハゲは余計でしょw」

A氏「それで凄くムチャクチャだったからある日、一番の古参の指導者が俺たち指導者を集めてクーデター計画を説明したんだ。そしたら強引に○□△の交代が決まってしまって、俺的には不満だったけどまだマシかなって。」

私「へえそうなんですか。」

A氏「その後で発覚したんだけど、その古参の人は昔から会計やっていてね、更に余所の○○○○○○○の情報がよく入ってくるわけよ。」

私「そういう人いますね。」

A氏「そうしたらね。その会計の人がおかしなことに気づいたわけ。」

私「会計……?まさか!」

A氏「ああ、そのまさかだよ。会計の人がそのハゲ老害が折れるまで徹底的にバトルしとった。」

私「あちゃー……。」

A氏「で、俺はその会計やっている人の身内の人に件のことで連絡したんだよね。ちなみにその人は俺が唯一頼れて包み隠さず物を言える人で、なおかつ我々の世界のOBでね。」

私「へえそうなんですか!」

A氏「そのOBもいろいろ情報知っているから、結論的にそのハゲ老害は△△が欲しかったのじゃないかと。で、俺はこれ□□さん介入される覚悟せなダメですよって言ったよ。」

私「うわっ、これやってはいけないやつ…。」

A氏「わからないけどそういうシステムって今も変わってないんだろうね。一旦○□△のところにプールされて団体のところに移管されるって感じ?これ役職によったら身辺調査せなあかんって…。誰かポロッと言ったら終わりやったでw」

私「でしょうねえ……。」

A氏「で、俺が辞めるどれくらい前かな…?集会っていうか団体の行事終わってとっとと帰ろうとした時に会計の人が俺に○□△になってくれって言ってきよったんだよ。もちろん今の仕事を理由に断ったけどな。」

私「そんなことがあったのですね。」

A氏「そしてその次の夜に酒飲みながらマッタリと過ごしていたら例の○□△から連絡あって、○□△を代わってくれというかなってくれって。仕事のことと、私はみんなが思うほど人間ができていないって理由で断った。ま、俺の部門の指導者が○□△になるべきではないっていろんな情報もらっていたし、そこまでノウハウや情報は持っていないしな。そもそもあのおっさん自体○□△をやりたがらなかった。それはわかるわ。」

私「Aさんとは地方が違うからわからないですけど何かあるのは分かります。本来でしたら兼務は厳しいですね。我々の部門はやたらと遠征が多いから指導者が大変ですね。」

A氏「俺がいた始めの頃は○□が結構いたけど、家の事情とか仕事とかでどんどん減っていったよ…。子どもたちの人数もどんどん減ったしな。この○○○○○○○って青少年育成団体は導入するための説明が難しい。それに費用も高額だから親御さんによっては『遊びに○万円は高すぎ』っていうのも納得するよ。」

私「そうですね。確かに高いと思います。」

A氏「それに比べて野球とかサッカーは分かりやすいと思うよ。スポーツを通して礼儀正しくさせるってのが見えてくる。チームによってはキャンプ計画したりクリスマス会とかお泊まり会的なことをやっているよ。多分ほとんどが野球とかサッカーに流れるよな。」

私「確かにそうだと思いますよ。」

A氏「一時期、宣伝とか真剣に考えたことがあってコンビニに募集のポスター貼っていいか店長に許可を貰おうとしたんだ。」

私「へえ!で、どうなったんですか?」

A氏「その店長が言うには、○○○○○○○なんて訳分からんもんダメや!って断られたんだよ。少年野球のポスター貼っているのに……。

そんな風にとらえられているからな。草の根が頑張ってもダメ。」

私「そうですよね。イメージアップがうまいことできていないですね。」

A氏は翠ジンソーダに飽きたのか、ウーロン茶を注文しようとしていたので私も便乗した。

続く

 

青少年育成団体の理不尽な思い_その5

続き

A氏は、翠ジンソーダを飲み干すとまた翠ジンソーダをおかわりしていた。

私「Aさん。結構飲みますねw」

A氏「久しぶりに私君と会えたんだからさ。それに飲まなきゃやっとれねえ!」

私「確かに……。」

A氏「そういや□○□○□○△は何もかも自主性に任せるよな。」

私「そうですよね。」

A氏「だからか昔の話聞いていると、みんなからいじめられて辞めていった子がいたというよ。」

私「へえ、そうなんですか」

A氏「今は学校がいじめ問題を真面目に取り組んでいるせいか、俺の地域の学校ではいじめ問題を聞いたことがないよ。」

私「へえ、それはいいことですね。」

A氏「っていうかさ、その分妙に大人しくなりすぎたって感じ。先生とか指導者からしたらコントロールしやすいんだろうけど、なんかつまんないんだよねえ。コンニャクみたいな精神の持ち主になったというかなんというか……。」

私「あ、それわかりますよ。」

A氏「しまいには、あれするなこれするな。そしてこんなこと言うなって。こりゃ言葉狩りだよ。表現の自由じゃねえよ!」

私「…………。なんか生き辛い世の中になってしまいましたよね。」

A氏「だからあちこちからポロポロと事件が湧いてきてんだろ?何かがトリガーとなってそうなっちまうんだ。」

私「で、その今回のトリガーは○○の存在がもたらしたと……。」

A氏「そういうことになるね。「もし」とか「たられば」じゃないけど、○○がいなかったらこんなミスというかこんなことは起きていない。ってか、パラレルワールドに行きてえ!」

私「パラレルワールドwwwAさんおもしろいこと言いますねw」

A氏「ってか本気だよ!もっと注意深くなるべきだった。悔しい!」

なんかA氏が首でも吊りそうな感じに見えてきた。

私「Aさん気を落とさないでくださいよ。きっと日の目を見ますよ。それに因果応報ってあるじゃないですか。Aさんの問題を無視したあいつらもそのうち何かしっぺ返し食らいますよ!」

A氏「ありがとな……。」

それから周りの指導者たちがどういった感じなのか気になる。

私「そういやAさんがいた団体はどんな感じですか?特に○□△やっている人。」

A氏『ああ、あれも酷いでえ……。言ったことと全然違うことやったり、事前に説明もせずに思いつきで勝手に物事を変更したり。で、いつものかよと思いつつどうして変更したんだと尋ねると雰囲気とか抜かしやがる……。」

私「それ酷いっすね。我々の世界では承認された計画を勝手に変更なんてできませんからねえ……。」

A氏「俺なんか途中で計画変更せざるを得ない場合は最低でも○□△に説明して変更許可もらっていたで。」

翠ジンソーダを一口飲みながら語るA氏。

私「そうですよね。」

A氏「ああ。だから過去にその人がいた別の団体では、それが原因なのかその人はその団体から追い出されたって話だ。詳しくは知らん。」

私「ハハハ……。」

A氏「更にだ。会議とかで今年の□□□□はあそこもいい。ここも捨てがたい…。とかいろいろ回りくどいこと言うから俺が『結論どうなったのですか?』と聞くとまだ決めていないとか抜かしやがるんだ。候補として場所出してみんなの意見をみたいな感じに持って行かないし、何しろ時間の無駄だ。我々の世界ではそうだろ?」

私「そうですよね。まず結論から入りますよね。それから内容に入ります。その人の感じで報告すると典型的な上司は怒りますよw」

A氏「最近はクイックレスポンスとか言われているからなおさらだ。余所は知らんけどな。」

私「それが我々の世界との違いですね。酷いところはとことん酷いと聞きます。」

A氏「俺たちの世界のやり方が最高とは言わないけどな……。俺の場合は実績の数字はすぐ出せるよw今は便利な世の中になったもんだ。」

私「凄いですね。」

A氏「なあに簡単だよ。システム化された今じゃそんなの一発だよw紙切れ1枚1枚、項目ごと1つ1つ数えられるかよwついでにエクセルも関数とかショートカット使いまくり。今の業務は面倒じゃないけどややこしいやつはVBAでプログラム組んで2時間かかる仕事を10~20分で終わらせていたよw」

私「確かにそうですよね。私はAさんと同じ業務やっていないので分かりませんが……。」

A氏「そうだよな。俺も私君の業務は分からない。もし俺が私君の業務を始めるなら、根拠調べたり書類見たりそれを参考に仕事する。飲み込み早い遅いはその人次第なんだろうけど。結論フィーリングで仕事すんなってことだ。」

私「そういえばAさんプログラム組めるのですか?凄いですね!」

A氏「いやあ昔とった杵柄っていうか、こう見えてコンピューターの専門学校に行ってたからプログラムのアルゴリズムっていうかフローチャートさえできればそのプログラム言語の仕様さえ理解したらできるよ。」

私「へえ!そうだったんですか。凄いな。」

A氏「下手の横好きよりはマシかどうか分からんけど、名残というか使えるツールは後輩が時々使っているよw俺も昔たまにその仕事するから報告書の類を作るたびにアップデートしまくっていた。」

私「へえ!じゃあそれ完成形ですね!」

A氏「いや、そうでもないんだ。でも俺関係ないから手を着ける理由も時間も気分すらないw」

私「ハハハ…。Aさんらしいっすねw」

A氏「なんでエクセルのVBAの話になっちまったんだ?トリガー俺かw」

私「そうですよwで、どこまで話しましたっけ?」

2人ともタバコを吸い出す……。

続く

 

 

 

 

 

 

青少年育成団体の理不尽な思い_その4

テーブルにおかわりの翠ジンソーダが届く。それを片手に再びA氏は言う。

A氏「そういやあの○○ってのオヤジも大概でな。息子を送迎するのはいいんだけど、ほとんどの集会に遅刻するんだよ。そして気まずいのか送迎するとマッハで帰っちゃう。だから世間話ができていない。ついでに実行の監督ができていないんだな。」

私「えっ、どういうことですか?」

A氏「たとえば、次の集会に△△使うから持って来いと連絡するだろ。△△なんて今の時代100均で売っているぜ。持っていなくても集会の前日に準備できるだろ?」

私「そうですよね。」

A氏「で、集会当日の朝にそのオヤジさんから連絡が来て『△△ないんですけど大丈夫ですか?』ってふざけたこと抜かすんだよ!」

私「うわっ………。」

A氏「でさ、集会まであと1時間あるし、店舗も開いている店舗があるからさ、『集会に行くついでに購入する手段を考えないのですか!』と連絡したわけ。もう、自宅の壁にスマホを投げつけたよ。壊れないようにしているから壊れないのは分かっていたけどさ。」

私「まあまあ…。めっちゃ激しいですね(^_^;)」

A氏「今の時代の○学校の算数だが数学のカリキュラムって知らないけどさ、△△っていつか使うだろ?証明問題でも『本当かな?』と思って使ったこと俺あるよ。」

私「そうですね。ってかAさん。どうして東京の言葉になるのですか?」

A氏「俺たちの職場はワールドワイドや!昔職場に広島県人とか山口県人が占めていたからか日常会話はあちらの言葉になっちまったけん!」

私「いろいろ混ざってますね(^_^;)」

A氏「しかもさ、そのオヤジはなんでもかんでもすみませんすみません言ってきやがる。もうイヤになったよ。」

私「でしょうね。で、そのお母さんは?」

A氏「いや、その母ちゃんの連絡先を教えてもらってなかったんだよ。俺の失敗の原因の1つでもあってな。最初、あのオヤジが『私が代表で取り次ぎます』とかドヤ顔で抜かしやがるからよ。信じた俺がバカだったよ。母ちゃんにも彼どうなの?って聞くべきだった。」

A氏は翠ジンソーダをグビリと飲んで一呼吸してからまた話し出す。

A氏「母ちゃんにもそうだが、○○のその日やった出来事を直接話すんでなくLINEで報告すべきだったかなって思った…。」

私「…………。で、どうしてそう思ったんですか?」

A氏「少しは俺もマシになってたかなってのと、集会の時に親に同伴してもらう手段もありだったかなって………。」

私「それでうまくいけたら今のAさんの姿は見なかったですね……。」

A氏「余所の団体で○○○○の子が親と同伴して集会とかキャンプとか参加していたのをつい最近思い出してね……。」

私「その部門で親御さんも参加してってのはあまり聞かない話ですね。」

A氏「それでうまくいく可能性もあったかもしれないけど、あのオヤジ思い出したらなんかやらなさそうだから親御さんの口から辞めさせますって言わせるように持っていく方法もあったと思う。でもなあ、辞めさせちゃいけないってのどこを調べても載ってないんだよ。辞めさせないようにするにはぐらいしかヒットしない……。」

タバコに火を着けるA氏、そして電子タバコをセットして吸い出す私の煙が我々の空間を覆う……。

続く

 

青少年育成団体の理不尽な思い_その3

我々のテーブルに翠ジンソーダが届く。

私「Aさんどうしちゃったんですか?昔はバカ話ばかりしていたのに…。」

A氏「もちろんバカ話はするよ。気が付いたら気が短くなったというか、瞬間湯沸かし器みたくなってな。俺は多少のことでは怒らない。ってか、青少年育成団体で叱る時もあったけど、しつこくネチネチ何回も叱らなかった。ってか当時は子供たちの物分かりが良かったというのもあったし親御さんたちに救われた。

今までの親御さんたちは真剣というか熱心だったよ。」

私「…………。」

A氏「今までの親御さんは子供を送り迎えしたら、挨拶してきてくれて『よろしくお願いします』とか『ありがとうございました。さようなら』とか普通だったよ。それから家庭や学校でのお子さんの話も聞けて部門のマネジメントにつながるわけだし。」

私「そうだったのですか。私はてっきり世間話が好きなのかと…」

A氏「あのなあ……。肝心な話を引っ張り出すなら挨拶というか世間話みたいなのから入るのがスジだろ。デールカーネギーの本を読めよ。コミュニケーションの参考になるぞ。」

私「そうですか。今度本屋で見てみます。」

A氏「おいおいw今の時代ネットというものがあるんだぜ(なんでここでカッコつけんだよw)。本屋に行く前にデールカーネギーがどんな人物像だとか、その人が書いた本がどういう場面で役立っているか調べることができるだろ?」

私「ははは、そうでしたね(^_^;)」

スマホで検索してみるとビジネス本みたいだな。っていうか、ビジネスだけでなく我々の仕事などいろいろ応用が効く。若い頃イヤだった飲みニケーションなんて足元にも及ばない。

私「これ凄いですね。Aさんが薦めるの納得しますよ。」

A氏「そしてさっきのデカライターが話のネタ元ね。カウンター的だけど。」

私「そうですね。他にどんな感じで話のネタを見つけるんですか?」

A氏「たとえば、私君の身につけているスマートウォッチとかメガネとか…。ただ見ているだけでなく分かっていても『これどこで買ったの?』とか『使ってみてどうなの?』とか話できるやん。多分、私君も知らないうちにやっているんじゃないかなあ。」

翠ジンソーダを飲みながらタバコに火を着けるA氏。吐いた煙が店の天井に広がっていく。

そして「すいませーん!翠ジンソーダおかわり!」

続く