青少年育成団体の理不尽な思い_その8

おかわりのウーロン茶が我々の席に届く。

Aさんやりきれなかったんだろうなあ。

私「そういや、Aさんところの□□□は指導者はAさんだけだったのですか?」

A氏「うーん……。実は名前だけだけど、登録はされていた……。」

私「え?どういうことです?」

A氏「1人はさっき言っていた我々のOBだ。その人は体を壊して何もしていない。そしてもう1人は……、たしか介護の仕事してたって言ってたな。仕事の影響でなかなか集会に参加できていない。忘れた頃にやってくるレアキャラや。」

私「レアキャラってwなんかスマホのゲームみたいですよねw」

A氏「○□△の頭じゃその介護やっている子は集会に参加できるって聞いたらしいけど、実際は全然違ったんだよなあ。」

私「なるほど……。こりゃAさん苦労しますよ。あんなのいたら……。ってか、これ団体の問題ですよ!」

A氏「だからあいつ火消しで忙しかったから俺を恨んでいるぜ。自分たちの責任を俺にかぶせようって寸法だ。」

私「なるほどそうですか……。」

A氏「だからもう……、愛想が尽きた……。俺が言うのもなんだけどな……。」

私「で、これからどうするんです?もし、戻ってきていいぞって言われた場合?」

A氏「う~ん……。おもいっきり持ち上げてドシャッて落としてやりたいんだけどw」

私「Aさんらしいですねw」

A氏「戻ったと思わせておいてムチャクチャ毒を撒き散らして立ち去るってのもありだと思うけど……。」

私「けど?」

A氏「奴らの息がかからない違う地区で指導者やるのもありかな?だって俺は登録していないしw」

私「ハハハ……。」

A氏「故意にしてもらったあの人には申し訳ないけどね。俺だってあの活動好きだよ。指導者って活動のサポートはもちろん子ども達をいい方向に導くんだろ?だって大人への入口だっていうし……。」

私「……。」

A氏「ってか、俺が野外活動やりたいだけだw」

私「www」

A氏「だからいろいろ道具揃えたんやで。自分のはもちろん□□□のためにな。自腹や。」

私「えーっ?!」

A氏「だって…、満足いく活動しようとするなら自腹切るしかないよ……。あんな弱小集団じゃあな……。よくよく考えたら主力っつうかメインはチビどもの部門だったし……。うちの部門は蚊帳の外だったわけや。」

私「う~ん……。そのチビっこ達が育って□□□部門に上がるわけですからね……。でも、なんか合同でやる行事というか何かなかったのですか?」

A氏「団体の行事以外、□□□とチビっこ達の部門とのコラボ集会はまったくなかった……。」

私「なんか……。団結力がありそうでないって感じですね。確かに部門ごとやることは違いますけど、たまには一緒にやってもよかったですよね。」

A氏「それ……。俺以前に○□△に提案したけどダメだったね……。」

私「Aさん……。名残惜しいかもしれませんけど、余所の地区の団体に行った方がいいですよ……。」

A氏「私君……。俺の心見透かしていたなw」

私「分かりますよそんなの。私じゃなくてもそんなところとはオサラバするか余所行くかです!」

A氏「だよなあ……。」

私「多分Aさんにとって惜しい人と別れなければいけないと思いますけどね……。昔似たような話し聞きましたよ……。」

A氏「だろうなあ……。」

再びタバコの煙が充満する……。

続く